1分が60秒って、なんで60なんでしょうね?
10秒とか100秒の方がキリが良さそうなのに…
実は、この「60」という数字、めちゃくちゃ天才的な理由があったんです!
調べてみたら、古代の人たちの数学センスに本気で感動しちゃいました。
一緒にこの驚きの秘密を発見してみませんか?
そもそも60って何が特別なの?【基本のき】
まず、60という数字がどれだけすごいか、身近な例で体感してみましょう!
お饅頭を例に考えてみてください。
10個のお饅頭を平等に分けようとすると、1人、2人、5人、10人の時しかキレイに分けられませんよね。
つまり4通りの分け方しかありません。
では、12個のお饅頭だったらどうでしょう?
1人、2人、3人、4人、6人、12人の時にキレイに分けられます。
6通りの分け方ができるんです!
そして60個のお饅頭だったら…
なんと1、2、3、4、5、6、10、12、15、20、30、60で「12通り」もの分け方ができちゃうんです!
これ、めちゃくちゃ便利だと思いませんか?
え?60という数字って実は数学界のスーパースターだった!【真相解明】
理由その1:約数がめちゃくちゃ多い【便利すぎる数字】
60がすごいのは「約数の多さ」なんです!
10の約数:1、2、5、10(4個)
100の約数:1、2、4、5、10、20、25、50、100(9個)
60の約数:1、2、3、4、5、6、10、12、15、20、30、60(12個)
60って、100より小さいのに約数が100より多いんですよ!
これはマジですごいことなんです。
古代の人たちは電卓もコンピューターもない時代に、この「分けやすさ」を重視していました。
時間や角度を細かく分割する時に、いろんな数で割り切れる60は超便利だったというわけです。
理由その2:古代バビロニア人の天才的発想【意外すぎる起源】
この60進法を最初に使い始めたのは、約4000年前の古代バビロニア人たちでした。
彼らは数学と天文学がめちゃくちゃ発達していて、1年が約360日だということを観測で突き止めていました。
そして円を360度に分けるという、現在でも使われている角度の概念を作り出したんです。
「360度って、なんか中途半端じゃない?」って思うかもしれませんが、これも60の倍数なんですよね。
360 = 60 × 6という計算で、とっても合理的だったわけです。
バビロニア人たちは本当に天才だったんですね!
理由その3:ギリシャ人がそれをパクった【歴史のリレー】
紀元前2世紀頃、ギリシャの天文学者ヒッパルコスが「1日を24時間に分ける」というアイデアを提案しました。
でも、時間をもっと細かく分けたい時はどうすればいいでしょう?
そこで彼らが採用したのが、バビロニア人の60進法だったんです!
1時間を60分に、1分を60秒に分けるという現在のシステムは、こうして古代ギリシャ人がバビロニアの知恵を受け継いで完成したものなんです。
まさに古代文明の知恵のリレーですよね!
まだあった!60にまつわる面白すぎる豆知識【追い打ち情報】
豆知識1:「分」と「秒」の名前にも秘密が【言葉の由来がすごい】
「分」は英語で「minute(ミニット)」、「秒」は「second(セカンド)」ですよね。
実は「minute」はラテン語の「小さく分けた部分」という意味。
そして「second」は「second minute」、つまり「第2の小さく分けた部分」という意味だったんです!
1時間を小さく分けたのが「分」、それをさらに小さく分けたのが「秒」。
言葉の成り立ちまで論理的で美しいじゃないですか!
豆知識2:10進法の世界で60進法が生き残った理由【奇跡の生存】
普通、数学の世界では10進法(指の数が10本だから)が主流になりそうですよね。
でも時間と角度だけは、4000年経った今でも60進法が使われ続けています。
それだけ60という数字の利便性が高かったということなんです。
コンピューターの時代になっても、時間を100進法にしよう!という話が出ないのは、60進法があまりにも使いやすいからなんですね。
古代人のセンス、恐るべしです!
豆知識3:現代でも60の恩恵を受けまくってる【日常の中の60】
時計の文字盤を見てください。
12時間で1周しますが、これも60分 × 12 = 720分という計算。
GPS や地図で使う緯度・経度も60進法(度・分・秒)だし、音楽のテンポ(BPM = Beats Per Minute)も60進法です。
私たちの生活は、古代バビロニア人が4000年前に考えた60進法に支えられているんです。
タイムマシンがあったら、彼らに「あなたたちの発明、4000年後も使ってますよ!」って報告したいですよね。
【まとめ】60の謎、スッキリ解決!
どうでしたか?
1分が60秒の理由、想像していたより数学的で美しい話でしたよね!
要点をまとめると
- 60は約数が12個もある「分けやすさ最強」の数字
- 古代バビロニア人が60進法を発明(天才すぎる)
- ギリシャ人がそれを時間に応用して現在に至る
- 4000年経っても使われ続ける利便性の高さ
つまり、私たちが毎日何気なく使っている「60秒」は、古代の数学者たちの天才的な発想の結晶だったということです。
今度時計を見る時は、「これ4000年前の数学の叡智なんだ」って思ってください。
そして「60って実は超優秀な数字なんだよ」って、誰かに自慢してみてくださいね!
次回は「うるう年が実は4年に1度じゃない」という、みんなが勘違いしている暦の真実を一緒に探ってみませんか?
きっと「えっ?マジで?」ってなりますよ!