夏になると、あの「ミーンミーン」「ジリジリ」っていう大合唱、誰でも聞いたことありますよね?
でも、なんでセミってあんなに必死に鳴いてるんでしょうね?
実は、めちゃくちゃ感動的で意外な理由があったんです!
一緒に謎を解いてみませんか?
そもそもセミって何で鳴くの?【基本のき】
実は、鳴いてるのはオスだけなんです!
メスは鳴かないんですよ、これ知ってました?
セミのオスが必死に鳴く理由、それは恋人探しなんです。
そう、セミの鳴き声って実は「ラブソング」だったんですね!
オスが「僕はここにいるよ〜!素敵でしょ〜?」ってメスにアピールしてるんです。
考えてみてください。
セミって成虫になってからの寿命、なんと約1ヶ月しかないんですよ。
その短い人生で、絶対に恋人を見つけて子孫を残さなくちゃいけない。
だから、もう必死なんです!
え?セミの鳴く仕組みって実は超ハイテクだった!【真相解明】
でも、どうやってあんな大きな音を出してるのか気になりませんか?
調べてみたら、想像以上にすごい仕組みでした!
理由その1:お腹が天然のスピーカーだった【みんなが思ってるアレ】
セミのオスのお腹の中、実は空洞になってるんです!
まるでギターのボディみたいに、音を響かせて大きくする「共鳴室」っていう部屋があるんですよ。
羽をこすって音を出してる部分もあるんですが、メインはこのお腹の発音器なんです。
自然界の天然スピーカー、すごくないですか?
理由その2:1秒間に2万回振動してる【ちょっと意外な話】
ここからが本当にビックリなんですが、セミの「発音筋」っていう筋肉、なんと1秒間に2万回も振動してるんです!
2万回ですよ?
電動歯ブラシでも1秒間に約550回なので、セミは電動歯ブラシの約35倍の速さで振動してるんです。
もう想像を絶する速さじゃないですか?
理由その3:音量調整までできる精密機械【一番驚きの真実】
さらにすごいのが、セミは「腹弁」っていうスキマを開いたり閉じたりして、音の強弱や音色を自由に調整できるんです!
つまり、ただ大きな音を出してるんじゃなくて、「今日はちょっと優しく鳴こうかな」「今度は力強く鳴いてアピールしよう」って、ちゃんと考えて鳴いてるんですよ。
なんて健気なんでしょう…!
まだあった!セミの面白すぎる豆知識【追い打ち情報】
豆知識1:セミは大砲の音でも鳴き止まない【根性が半端ない】
あの有名な昆虫学者ファーブルが面白い実験をしたんです。
セミが鳴いてるすぐそばで大砲を「ドーン!」って鳴らしたんですが、セミは全然鳴き止まなかったんですって!
もう恋人探しに夢中で、周りの音なんて聞こえてないんですね。
この一途さ、ちょっと感動しませんか?
豆知識2:種類によって鳴く時間が違う【時差恋愛システム】
実は、セミって種類によって活動時間が違うんです。
ミンミンゼミは朝方、アブラゼミは昼間、ヒグラシは夕方って感じで、みんな時間をずらして恋人探しをしてるんですよ。
これ、よく考えたら賢いですよね。
同じ時間に全部のセミが鳴いたら、どの声がどのセミか分からなくなっちゃいますもん!
豆知識3:クマゼミとヒグラシは合唱好き【チームワーク恋愛】
クマゼミとヒグラシには「集合性」があって、オス同士が協力して大きな合唱をするんです。
みんなで力を合わせて「合唱」することで、より遠くのメスにアピールしてるんですって。
一人より、みんなでやった方が目立つもんね。
セミの世界にもチームワークがあるなんて、すごくないですか?
【まとめ】セミの鳴き声の謎、スッキリ解決!
いかがでしたか?
セミの大合唱の正体は、短い人生をかけた必死の恋人探しだったんですね!
1秒間に2万回も振動させて、お腹を共鳴室にして、音量まで調整しながら、たった1ヶ月の人生で運命の相手を見つけようとしてる。
もう健気すぎて泣けてきませんか?
今度セミの鳴き声を聞いたら、「あ、今必死に恋人探ししてるんだな」って思うと、ちょっと応援したくなりますよね。
もしかしたら、あの大合唱の中で素敵な出会いが生まれてるかもしれません。
ちなみに、この話、今度友達や家族にしてみませんか?
「セミって実は…」って話し始めたら、絶対「え〜知らなかった!」って驚かれること間違いなしですよ!
次回は、なんで蚊は血を吸うのか、その意外すぎる理由についてお話しする予定です。
お楽しみに!