本サイトのコンテンツには、プロモーションが含まれています。

「ごめんください」の“ください”って何をください?意味と由来をわかりやすく解説

スポンサーリンク

広告

人の家を訪ねたとき、

「ごめんください」

と声をかけることがあります。

今では少し昔ながらの表現に感じるかもしれませんが、よく考えると不思議な言葉です。

「ごめん」はなんとなく分かります。

でも、

“ください”って何をください?

と思いませんか。

何か物をもらいたいわけではありません。

実は「ごめんください」は、

「御免ください」

と書きます。

ここでいう「御免」は、「許し」や「許可」という意味を持つ言葉です。

つまり「ごめんください」は、もともと

「失礼することをお許しください」
「中に入ることをお許しください」

という意味を含んだ表現なのです。

今回は、「ごめんください」の“ください”が何を求めているのか、その意味と由来を見ていきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「ごめんください」の「ごめん」は謝罪だけじゃない?

「ごめん」と聞くと、

「ごめんなさい」

を思い浮かべる人が多いでしょう。

そのため、

「ごめんください」

も、

「すみません」

のような謝罪表現だと思いやすいです。

しかし「御免」という言葉には、もともと

許すこと
許可すること
免除すること

といった意味があります。

辞書でも「御免」は、相手に許しを求めるときや、失礼をわびるときに使う言葉として説明されています。

(参考サイト:コトバンク「御免」)

つまり「ごめんください」の「ごめん」は、

「謝ります」

というより、

「許してください」

に近い意味を持っているのです。

スポンサーリンク

PR

“ください”は何をくださいと言っているの?

では、本題です。

「ごめんください」の“ください”は、何を求めているのでしょうか。

答えは、

「御免」をください

です。

つまり、

「許しをください」
「失礼することを許してください」

という意味になります。

家に入る許可を求める

昔、人の家を訪ねたときは、今のようにインターホンを押して待つという形ではありませんでした。

玄関や門の外から声をかけ、

「中に入ってもよいでしょうか」

という意味を込めて、

「御免ください」

と呼びかけました。

つまり、

「失礼して入ることをお許しください」

という、とても丁寧な表現だったのです。

相手に気づいてもらう呼びかけにもなった

やがて「ごめんください」は、

「誰かいませんか」
「こんにちは」

に近い、訪問時の呼びかけとして定着しました。

現在では、毎回「許可してください」と強く意識して使っている人はほとんどいません。

言葉の本来の意味が薄れ、

訪問時の決まり文句

として使われるようになったのです。

(参考サイト:コトバンク「御免ください」)

「ごめんなさい」と「ごめんください」は同じ語源?

「ごめんなさい」と「ごめんください」は、どちらも「御免」からできた表現です。

ただし、現在の使われ方はかなり違います。

「ごめんなさい」は謝罪

「ごめんなさい」は、

「許してください」

という意味から、現在では謝罪の言葉として定着しています。

何か失敗したときや、相手に迷惑をかけたときに使います。

「ごめんください」は訪問時の呼びかけ

一方、「ごめんください」は、

「失礼します」
「入ってもよいでしょうか」

という意味から、訪問時の挨拶になりました。

同じ「御免」から生まれた言葉なのに、

片方は謝罪
片方は訪問の挨拶

になっているのがおもしろいところです。

(参考サイト:コトバンク「御免」)

「ごめんください」は今でも使う?

現在では、

「こんにちは」
「失礼します」
「○○さん、いらっしゃいますか」

などの表現がよく使われます。

また、インターホンが普及したことで、

「ごめんください」

と玄関先から大きな声で呼びかける場面自体が減っています。

それでも、

個人宅への訪問
年配の人との会話
昔ながらの商店
地域によっては日常的な挨拶

などで使われることがあります。

意味としては古くても、完全に消えた言葉ではありません。

「ください」は物をもらうときだけの言葉ではない

「ください」と聞くと、

「水をください」
「これをください」

のように、物を求める言葉を思い浮かべます。

しかし「ください」は、物だけでなく、

「待ってください」
「見てください」
「許してください」

のように、相手に行為を求めるときにも使います。

「ごめんください」も同じです。

求めているのは物ではなく、

「許し」

です。

そう考えると、

「ごめんください」

という表現も急に意味が分かりやすくなりますね。

なぜ「ごめんください」が玄関の言葉になったの?

人の家に入ることは、相手の生活空間に入ることでもあります。

そのため、

「勝手に入ります」

ではなく、

「失礼することをお許しください」

という形で相手に許可を求める表現が使われました。

そこから「ごめんください」は、

訪問する
↓
相手の許しを求める
↓
家の人を呼ぶ
↓
訪問時の挨拶になる

という流れで定着したと考えられます。

今では単なる挨拶に見えますが、もともとはかなり礼儀正しい言葉だったのです。

「ごめんください」は“許しをください”という意味だった

「ごめんください」の“ください”は、

何か物をください、という意味ではありません。

「ごめんください」は漢字で、

「御免ください」

と書きます。

そして「御免」は、

許し
許可

という意味を持つ言葉です。

つまり、

「御免ください」=「失礼することをお許しください」

という意味だったのです。

そこから、人の家を訪ねたときの呼びかけとして定着し、現在の「ごめんください」になりました。

普段は一つの挨拶として聞いている言葉でも、分解してみると、

「何をくださいって言っているんだ?」

という疑問の答えがちゃんと隠れているのですね。

関連記事

→ 「ただいま」の「ただ」って何?帰宅の挨拶になった理由と語源を解説
→ 「おかえり」はなぜ帰ってきた人に言うの?「お帰りなさい」の意味と由来を解説
→ なぜ「いただきます」を言うの?日本の食事マナーに隠された深い意味
→ 「お疲れさま」は疲れていない人にも言うのはなぜ?(準備中)
→ 「よろしく」の“よろしい”って何?(準備中)

タイトルとURLをコピーしました