韓国映画「あいつの声」は実際に起きた韓国誘拐事件をモチーフにした、実話ベースの韓国映画です。
今回は、韓国映画「あいつの声」のモチーフになった実話の韓国誘拐事件、映画のあらすじ、ネタバレ含む感想、見どころを紹介します。
「あいつの声」実話の韓国誘拐事件とは?
韓国映画「あいつの声」は、1991年に韓国で実際に起きた「イ・ヒョンホ君誘拐事件」をモチーフにしていた作品です。
残念ながら誘拐されたイ・ヒョンホ君は亡くなってしまいました。犯人は今だ見つからず、韓国の三大未解決事件のひとつとして今もなお語り継がれています。
韓国映画「あいつの声」以外にも、韓国三大未解決事件をモチーフにした作品があって、全3作品は以下の通り。
作品名 | モチーフとされる事件 |
殺人の追憶(살인의 추억) | 1986~1991年 華城(ファソン)連続殺人事件 |
カエル少年失踪殺人事件(아이들…) | 2019年 カエル少年事件 |
あいつの声(그놈 목소리) | 1991年 イ・ヒョンホ君誘拐事件 |
「あいつの声」実話の韓国誘拐事件!のあらすじ
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ニュースキャスターのハン・ギョンベの息子のサンウが誘拐され、身代金を要求されました。
ギョンベらは当初警察に通報しませんでしたが、途中からギョンベの妻が警察に通報してしまいました。
ギョンベは2回にわたって、計2億ウォンを指定された場所に置きましたが、サンウは公園で死体となって発見されるました。
ギョンベはニュースで自ら犯人からの脅迫電話を録音した音声を流すことに…。
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「あいつの声」実話の韓国誘拐事件!ネタバレ含む感想
韓国映画「あいつの声」はホラー映画と設定されているところもあるようですが、ホラー映画というほど怖くはありません。
むしろ、残酷でかわいそうな実話をモチーフにした作品だなと思いました。
子どもを持つ親であれば、もし自分にこのような誘拐事件が起きてしまったら、ギョンベらと同じように必死になって探すだろうと思いました。
映画の中で、1991年に韓国で実際に起きた「イ・ヒョンホ君誘拐事件」の犯人の音声が出てきます。
残念ながら、未解決のまま時効が成立してしまっています。犯人は親を思う心理を利用した、ある意味とても賢い人なのかもしれません。
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「あいつの声」実話の韓国誘拐事件!の見どころ
誘拐犯がギョンベらを監視していて、実際に青い帽子をかぶった男がギョンベらを上から見ていたりしていたシーンが恐怖を感じます。
犯人は誘拐1日目で子どもを殺してしまったのですが、子どもの声を録音して、ギョンベらに聞かせているなど、生きていることを偽装するシーンも見応えがあります。
犯人はギョンベを楽しいドライブだと言って、ゴミ箱に次の指示を書いたメモを置いて、両親を連れ回します。
また、子どもを思う親心を利用し、子どもに会いたくないのか!と両親の心理を揺さぶり、疲れていてもやる気を起こさせて、子どもの引き渡し場所まで、来させるなど、残酷です。
被害者となったイ・ヒョンホ君の両親が実際にさせられたかもしれないと思うと、見ていてやるせないです。
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