「マリオネット 私が殺された日」は2019年3月15日公開の韓国映画で「アトリエの春 昼下がりの裸婦」のイ・ユヨン主演のミステリーです。
「マリオネット 私が殺された日」は、14年前女子高生だった女性が性犯罪被害にあい、その女性に再び降りかかる悪夢を描いた韓国製ミステリー、スリラー映画。
今回は「マリオネット 私が殺された日」が実話なのか、実話であればモデルとなった事件は何なのか、ネタバレ含む感想、あらすじ、キャストも紹介します。
「マリオネット 私が殺された日」は実話ではないが、似た事件がある

「マリオネット 私が殺された日」が実話なのか調べてみましたが、実話と断定できる情報はどこにもありませんでした。
しかし、韓国映画「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」のモデルになった「密陽集団強姦事件」を一部モデルにしているのでは?と推測できます。
参考までに「密陽集団強姦事件」をモデルにした映画はこちらです。
【関連映画】韓国映画「母なる復讐 女子高生強姦事件」
【関連映画】韓国映画「ハンゴンジュ17歳の涙」
韓国では未成年が被害にあう性犯罪が非常に多く、また加害者が受ける刑が軽すぎることからも社会問題化されています。
そして、この状況を問題視した映画制作者たちが、多くの映画を製作しています。
参考までにいくつか映画を紹介します。韓国映画「ソウォン/願い、韓国映画「ある母の復讐」は8歳の幼い少女が性被害にあい、肛門と膣の80%を失うという信じがたい実話をベースにした映画もあります。
【関連映画】韓国映画「ソウォン/願い」
【関連映画】韓国映画「ある母の復讐」
【関連映画】韓国映画「悲憤の涙」
「マリオネット 私が殺された日」の主なキャスト
ハン・ソリン役/イ・ユヨン
韓国の女優、1989年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- ダーリンは危機一髪!
- 親愛なる判事様
- 愛の迷宮 トンネル
- SF8 夢見た未来
- インサイダー
韓国映画
- ソウルメイト
- 背徳の王宮
- あいつだ
- あなた自身とあなたのこと
- ジャンルだけロマンス
オ・グクチョル役/キム・ヒウォン
韓国の俳優、1971年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- 九家の書
- チ・ウンスの開運
- 光と影
- 深夜病院
- オー!マイレディ
韓国映画
- 鬼手 キシュ
- 私のボクサー
- 偽りの隣人 ある情報員の告白
- 国際捜査!
- 声 姿なき犯罪者
ヤン・セジョン役/オ・ハニ
韓国の俳優、1990年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- 別れが去った
- 王になった男
- 僕を溶かしてくれ
- 朝鮮ロコ-緑豆伝
- サンガプ屋台
韓国映画
- 密偵
- 修羅の華
- 愛の旋律
- ディーバ 殺意の水底(みなそこ)
ユ・ミナ役/キム・ダミ
韓国の女優、1995年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- 梨泰院クラス
- その年、私たちは
- 韓国映画
- The Witch 魔女
- The Witch 魔女2
- ソウルメイト
- 大洪水
ウヒョク役/カン・ジソプ
韓国の俳優、1981年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- 二人の妻
- 風吹くよき日
- チャクペ(相棒)
- 女帝
- 泣かない鳥
韓国映画
- カンギナム
- 設計
「マリオネット 私が殺された日」のあらすじ
ミナは、高校時代に学校の先輩たちに強姦され、動画をアップロードされました。
事件が発覚し、犯人が逮捕された後、母親と故郷を離れ「ソリン」と名を変えて、今は夜間高校の教師になりました。
彼氏ができて結婚が決まった矢先、「マスター」と名乗る者から脅迫を受け、教え子のセジョンも同じ手口で脅されていました。
そして事件当時の担当だった元刑事に連絡をとり、昔、自分を襲った犯人と、セジョンを襲った犯人とに関係があるか調べますが…。事件は意外な展開になります。
「マリオネット 私が殺された日」のネタバレ含む感想
これは実際にあった「密陽集団強姦事件事件」を題材にしているようですが、全部を題材にしているわけでもないようです。
このような未成年が被害にあう性犯罪事件が韓国では多いので、映画でもたくさん作られています。
事件の再犯防止の意味もあるのでしょうが、それでもなくならないのは残念だと思いました。
映画は14年前と現代の話が、途中まで交互に描かれていて、よく見ていないと戸惑いますが、この演出で14年前と現代が比較が見事です。
真犯人は子どもということで、なんとなく落ちがミステリー映画ではないような気もしました。
また、ソリンの婚約者が、レストランでの食事中に「最近の子どもは純粋ではない」とソリンに言っていましたが、伏線なのかとも感じました。
実際の犯罪もさることながら、子どもが犯人というところに、少しショックを受ける人もいるかもしれません。
昔アメリカで子どもが政府のコンピューターに侵入したという事件がありました。子どもだからと思っていても、案外大胆なことができるのかもしれないと思いました。
「マリオネット 私が殺された日」のみどころ
主人公のソリンは婚約もして、自分に降りかかった14年前の事件を乗り越えようとしている矢先、自分の生徒にも自分と同じような事件が降りかかりました。
初めは、 そのことについてソリンは怯えていましたが、当時の担当刑事に電話をして一緒に解決の糸口をつかむため行動にでます。
そこの変わり振りが凄いなと思ったことと、おそらく現実にはそういった行動に出るのがかなり難しいのではという印象です。
というのも、犯人捜しの行動に出ると、自信のトラウマや思い出したくない出来事と向き合わなければならないからです。
しかし実際に、ソリンは行動に出たのです。
真犯人については、最後まで私は学級委員長が犯人だと思っていたので、全く予想もつかない人物だったから突拍子もない展開だなと思いました。
実際に見て、犯人を確認するのも楽しみかもしれません。
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