台湾映画「恐怖分子」は、1986年製作され、1987年金馬奨最優秀作品賞、第40回ロカルノ国際映画祭銀豹賞、第32回アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞を受賞しました。
今回は、台湾映画「恐怖分子」のキャスト・あらすじ・見どころ・日本語字幕配信サイト・ネタバレ含む感想を紹介します。
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台湾映画「恐怖分子」のキャストとスタッフ
主なキャスト
イーフェン(周郁芬)/コラ・ミャオ(繆騫人)
香港映画「獣たちの熱い夜 ~ある帰還兵の記録~」、香港映画「傾城の恋」
リーチュン(李立中)/リー・リーチュン(李立群)
中国ドラマ「キングダム~戦国の七雄」、台湾ドラマ「光陰的故事」、台湾ドラマ「白い恋人たち」
シェン(沈)/チン・スーチェ(金士傑)
中国映画「修羅:黒衣の反逆」、中国映画「リセット 決死のカウントダウン」
クー警部(顧警部)/クー・パオミン(顧寶明)
中国ドラマ「中華英雄」、香港映画「天與地(てんとち)」
シューアン(淑安):ワン・アン(王安)
【シューアン】本編中で最もミステリアスかつ、物語のミッシング・リングがワン・アン(王安)演じるシューアン。母親に軟禁された彼女が、暇に任せていたずら電話をかけたことから全く無関係な登場人物たちに悲劇の連鎖が始まるのだ… pic.twitter.com/OAJm8vJL9c
— 映画『恐怖分子』 (@kyofubunshi) March 24, 2015
台湾映画「恐怖分子」のあらすじや見どころ
ここからは、台湾映画「恐怖分子」のあらすじや見どころを解説していきます。
あらすじ
ネタバレ満載はNGという方は「ざっくり言っちゃうと」だけを読み進めて言ってくださいね。
詳しく知りたーい!というかたは「ネタバレ満載」を読んでみてください。
ざっくり言っちゃうと
台北を舞台に、カメラマンとその恋人、小説家の妻と医師の夫、その元恋人、不良少女、刑事……様々な人物が幾重にも錯綜し現代の台湾が抱える問題を浮き彫りにしていく。
エドワード・ヤン監督を一躍、台湾ニューウェーブの旗手に持ち上げた現代感覚溢れる問題作。
ネタバレ満載
思春期の女の子は年下の男の子と仲良くしていたが、ある日、家の間借りをしたいという大学生の男と出会い恋に落ちる。
そして中々話をする事さえ出来ない少女は、ある日、大学生の男は自分の姉と良い関係になっていた事を知る。
見どころ
説明が少ないのが印象的。観る側の解釈によって様々な感想を持つと思うので、鑑賞後、いろいろと語りたくなる。
そして、特にラストシーンが最高。失恋を経験した少女を優しく包み込んでくれる展開に感動してしまう。
台湾映画「恐怖分子」のネタバレ含む感想
自転車に乗れない男の子は「自転車に乗れたらどこへでも行ける気がするんだ」と言って自転車に乗る練習をする。
そして、自転車には乗れたが、今度は「自転車に乗れたらどこへでも行けると思うが、どこに行けば良いのか分からないんだ」と言います。このセリフが特に大好きです。
台湾映画の巨匠、エドワード・ヤンの初期の傑作!主人公の少女の表情がとにかく印象的で、台湾の街並みも美しい。
時代設定もおそらく90年代でどこか懐かしい感じもして、ノスタルジーも感じて面白い。
ラブストーリーとしても秀逸な作品です。
台湾映画「恐怖分子」についてのまとめ
今回は、台湾映画「恐怖分子」のあらすじ、見どころ、ネタバレ含む感想、配信サイトを紹介しました。
エドワード・ヤン監督はテーマを重層的に織り込むのがとても上手です。
そしてこの映画の一番大きな主題の一つに孤独があるのに、孤独について大袈裟な描写をしない。けれどスクリーンに流れる夏のじっとりした空気感の中でじっくり伝わってきます。
ぜひ視聴してみてくださいね。
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