台湾映画「返校」は2021年に公開された台湾のホラー作品です。元々は台湾で開発されたホラーゲームでしたが、映像化されました。台湾映画「返校」はネットフリックスでドラマ版と映画版どちらも視聴可能です。
今回は台湾映画「返校」のキャスト、あらすじ、ネタバレ含む感想を紹介します。
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「返校」台湾映画が怖い!主なキャスト
ファン・レイシン役/ワン・ジン
女優、作家、台湾出身、1998年2月7日生まれ
主な出演作品
台湾映画
- 月老〜また会う日まで〜
- 台湾ドラマ
- 瀑布
- Marry My Dead Body
ウェイ役/ツェン・ジンファ
俳優、台湾宜蘭出身、1997年12月30日
主な出演作品
台湾ドラマ
- 君の心に刻んだ名前
- 追撃者 ~逆局~
- 次の被害者
- Workers
チャン先生役/フー・メンポ
俳優、台湾台北出身、1987年5月13日
主な出演作品
台湾映画
- Your Love Song
- Deep Evil
台湾ドラマ
- Rainless Love in a Godless Land(Thai ver.)
- 成化十四年〜都に咲く秘密〜
「返校」台湾映画が怖い!あらすじ
1962年台湾では、自由を規制する国民党政権下で、国民たちは監視のもとでの生活を強いられていました。
校門で軍人に声をかけられた友人を助けたウェイは、政府が禁止している本を密かに読む秘密読書会のメンバーでした。
2人を横目に見ながら登校したファン・レイシンは、ふと目が覚めると、真っ暗の教室で1人眠っていたようでした。
恐る恐る教室を出ると不気味な声がしました。
その時、向こうに美術教師のチャンが歩いていくのが見えました。
ファンはチャン先生を追いかけますが、後ろから髪で顔が隠れた女子生徒がついてくるのが分かり、怖くなり急いでチャン先生が入っていったドアをこじ開け中に入りました。
中は体育館で、一瞬視界が真っ赤になり、首を吊る生徒と倒れる椅子が見え、驚いていると入ってきたドアからウェイが現れました。
「返校」台湾映画が怖い!ネタバレ含む感想
ウェイと学校の外を目指すファンでしたが、学校の外は何故か洪水になっており、学校から出ることが出来ません。
学校の管理人の所へ行きますが、様子がおかしく振り返ると顔が半分欠けていました。
追いかけてくる管理人は、途中で異形の存在に捕まり殺されてしまいます。
ウェイとファンは寸前のところで命が助かり、ウェイはファンを自分が所属している秘密読書会の部屋に連れて行きます。
仲間たちはファンを見ると密告者だとファンに詰め寄り、部屋の壁に今まで存在していたはずの仲間たちの遺影のような写真が、大量に貼ってありました。
パニックを起こし、逃げ出したファンは、少しずつここにいる意味を思い出し始めるのでした。
「返校」台湾映画が怖い!見どころ
とても切ない台湾ホラーですが、かなり怖さもあります。
国民党による統治下にあった自由のない台湾での暮らしは、死刑や拷問が身近にあり、密告も横行していました。
軽い気持ちで密告者となったファンは、思いもよらない結末に絶望してしまいます。
物語に出てくる異形の存在や意味の分からない不気味な演出も、ラストシーンで全てスッキリ解決します。
ウェイとファンが迷い込む学校の場面は、ファンタジーと現実が混ざり合う気味の悪い世界ですが、「返校」の大きな見どころです。
統治下時代ならではの拷問や、当たり前に殺されていく若者たちの姿も、作品の絶望感を駆り立てる要素となっています。
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