韓国映画「暗数殺人」は、2007年に韓国で起きた実話をもとに作られたノンフィクション作品で、
公開直前に被害者遺族から上映禁止を申請され、訴訟になった問題作品なのです。
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今回は、韓国映画「暗数殺人」が実話なのか?元ネタ、そして訴訟沙汰になった経緯も紹介します。
韓国映画「暗数殺人」実話の元ネタ「釜山発-犯人自白の殺人事件」
韓国映画「暗数殺人」は、2007年に韓国で起きた殺人事件を元ネタにしたフィクションです。
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というのも、韓国映画「暗数殺人」
の中で、チュ・ジフン演じるカン・テオが、歩いていてぶつかった通りすがりの男性を殺害するシーンがありますが、この殺人事件は別の殺人事件だとか。
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韓国映画「暗数殺人」の元ネタとなった事件は、2012年に韓国・SBSで放送されたドキュメンタリー番組『それが知りたい』の中で取り上げられた実際の事件。
この放送をたまたま見ていたキム・テギュン監督が、翌日取材のために釜山(プサン)に行き、韓国映画「暗数殺人」の主人公となる実際の刑事に会って、犯行の痕跡がまだ生々しく残っている事件現場に向かった。
その後5年間にわたる粘り強いインタビューと綿密な取材の末に、韓国映画「暗数殺人」が公開されることになったのです。
最終的に韓国映画の中で一度もしっかりと扱われたことのない未知の素材である「暗数殺人」が作品として世に出てくることになったのである。
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韓国映画「暗数殺人」は実話ゆえ上映禁止!?の問題作品
韓国映画「暗数殺人」は公開直前に、被害者遺族から上映禁止を申請されたいわくつきの問題作品なのです。
実話、とくに実際に起きた事件を映画化する場合には、被害者や遺族がさらなる2次被害を受けないようにするために、被害者や遺族に事前の同意を得て、映画制作を進めることが慣例となっています。
しかし、被害者遺族の中に、韓国映画「暗数殺人」によって、さらなる2次被害を受けたとして、上映禁止の訴訟を起こされ、上映が危うくなった経緯があります。
結果的には、映画の制作会社が公式に謝罪したので、被害者遺族は上映禁止の訴えを取り下げ、2018年に韓国で公開されました。
この上映禁止の訴訟がきっかけで「裁判沙汰になった映画」ということで話題になり、宣伝効果につながったとも言われています。
韓国映画「暗数殺人」の予告編
韓国映画「暗数殺人」実話!元ネタ「釜山発-犯人自白の殺人事件」のまとめ
韓国映画「暗数殺人」は、2007年に韓国で実際に起きた事件を元ネタにしたフィクションで、刑事と殺人犯の息詰まる攻防を描いたクライムサスペンスです。
刑事役を演じたキム・ユンソクは「実話をモチーフにしたという点がこのシナリオの中で最も惹かれる点だった」と明らかにしています。
また、殺人犯を演じたチュ・ジフンは「暗数殺人というタイトルから、強烈な好奇心が沸いただけでなく、シナリオを見てからも非常に驚いた。実話をベースにしているが、『本当にこんな映画のような話がありえるのか?』と思うほどだった」と伝えています。
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