韓国映画「暗数殺人」は、2007年に韓国で起きた実話をもとに作られたノンフィクション作品で、
公開直前に被害者遺族から上映禁止を申請され、訴訟になった問題作品なのです。
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今回は、韓国映画「暗数殺人」のキャスト・ネタバレ含む感想・配信先を紹介します。
韓国映画「暗数殺人」のキャスト

キム・ヒョンミン役/キム・ユンソク
俳優、映画監督1968年生まれ、忠清北道丹陽郡出身
主な出演作品
韓国ドラマ
- ラブホリック
- 復活
- 人生よ、ありがとう
韓国映画
- プリースト悪魔を葬る者
- あなた、そこにいてくれますか
- 天命の城 など
カン・テオ役/チュ・ジフン
俳優、1982生まれ、韓国生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- 宮-Love in Palace-
- 魔王
- 蒼のピアニスト
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韓国映画
- 神と共に
- 工作 黒金星と呼ばれた男 など
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チョ刑事役/チン・ソンギュ
俳優、1977年生まれ
主な出演作品
韓国ドラマ
- キングダム
韓国映画
- 犯罪都市
- エクストリーム・ジョブ など
韓国映画「暗数殺人」のあらすじを紹介
麻薬捜査官のキム・ヒョンミン刑事は捜査の過程でカン・テオという男を紹介されます。
テオはヒョンミンに6〜7年前に黒い袋を運んだと言い死体を運んだ事を自供します。
その瞬間にテオは警察に恋人を殺害した罪で捕まります。
しばらく後にヒョンミンが休日を過ごしているとテオから電話があり、実は7人殺したと新たな自供をし始めます。
ヒョンミンは真相を明らかにするために、テオのいる拘置所へ向かいますが、テオと話しても何だかハッキリとしない話を繰り返すばかり…。
テオの供述に翻弄されるヒョンミンはしびれを切らして、仲間の刑事に協力を要請するも、テオの話は聞くべきではないと取り合ってもらえず、逆にヒョンミンがおかしな人のように思われてしまい1人孤立していきます。
韓国映画「暗数殺人」のネタバレ含む感想
韓国映画「暗数殺人」はテオの態度や言葉が非常に腹が立って見ているこちらもイライラしてきます。
人を舐めたような態度は以前からで、仕事は長続きせずに、トラブルも絶えないテオは疎まれながら生きてきました。
ある時、タクシー運転手として仕事をしており、夜に乗ってきた気の強い女性と口論になり無理矢理山道で降ろし、車で轢いてしまいます。
他の殺人の自供をしますが、はっきりした証拠が掴めないまま時間だけが経過していきます。
テオは、はじめから自分の犯した罪をカモフラージュするために、やってない犯罪をやったかのように警察に話します。
しかし、証拠が出ないために、捜査のしようがない状態にして、証拠不十分になったところで、実際に犯した罪も同じように虚偽の話ということにして無かったことにしようとする作戦でした。
嘘と真実の境界を被害者のことだけを思いながら暴こうとするヒョンミンには、刑事としての信念を感じました。
テオの供述した場所を根気よく探していると女性の白骨した死体が見つかります。
そこには最近になって普及した体内に埋め込むタイプの避妊リングが残されており、これを手がかりに事件は大きく動き出します。
韓国映画「暗数殺人」キャスト・ネタバレ含む感想・配信先のまとめ
韓国映画「暗数殺人」の見どころはヒョンミン刑事の執念の捜査です。
テオの小さな表情の変化や動作から、何か手がかりをつかめないと拘置所に通い、小さなテーブルで向かい合ってテオと話をするヒョンミンが地味だけど物語の軸を担っています。
テオの腹が立つ演技も韓国映画「暗数殺人」の大きな見どころの一つです。
テオは人を不快にさせる才能があるのか、ヒョンミン相手にものらりくらりと供述を変えたり、挑発したり、現場検証でもヘラヘラ笑う姿を見せたりと、とにかく見ているこちらもムカつきます。
ヒョンミンはそんなテオの怒らせるような態度にも動じることなく鼻で笑いながらタバコに火をつけてあげたりと怒りません。
ヒョンミンは初めからテオのことなどどうでも良くて、テオに殺されてしまったかもしれない被害者たちの無念を晴らすことだけを考えて行動していました。
テオは結局、今までの生き様により、仲間もおらず、家族とも疎遠だったために拘置所で頼れるのはヒョンミンだけでした。
強い孤独を抱えているテオは、ヒョンミンに事件の核心をつかれると明らかに動揺します。 少しずつテオの作戦が崩されていく場面も見どころでした。
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