「藍色夏恋」は、2002年に制作された台湾・フランス合作の映画で、高校生の少年少女たちの淡く切ない恋愛を描いた青春映画です。
今回は台湾・フランス合作の映画「藍色夏恋」予告編・キャスト・あらすじ・みどころ・ネタバレ含む感想を紹介します。
「藍色夏恋」予告編
「藍色夏恋」キャスト
チェンボーリン(陳柏霖)/ジャンシーハオ(張士豪)役
1983年生まれ、台湾出身、俳優
主な出演作品
台湾ドラマ
- イタズラな恋愛白書
- 結婚なんてお断り!?
中国ドラマ
- 火王
日本ドラマ
- 東京タワー ~オカンとボクと、時々オトン~
- 血液型別 オンナが結婚する方法
台湾映画
- 五月の恋
- 台北に舞う雪
- 結婚迷走記 GO LALA GO
日本映画
- シュガー&スパイス風味絶佳
- 暗いところで待ち合わせ など
グイルンメイ(桂綸鎂)/モンコーロー(孟克柔)役
1983年生まれ、台湾出身、女優
主な出演作品
台湾映映画
- サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋
- 言えない秘密
- GF BF
中国香港合作映画
- 海洋天堂
- 薄氷の殺人 など
「藍色夏恋」あらすじ
孟克柔は女子校生。親友の林月珍(リンユエジェン)は、目を瞑ると将来の自分が見えると言う。
彼女も目をつむってみたが、何も見えなかった 。
月珍は、娘を抱いてママ友とお茶をし、自分を迎えに来る夫が、見えるらしい。
克柔が「あんたの夫はどんな人?」と聞くと、彼女はある人物を思い浮かべている様子。
彼女に、しつこく聞かれた月珍はやっと、夫は張士豪だと話す。彼女は、彼に想いを寄せていた。
学校からの帰り道、克柔は月珍が話していた士豪を見かける。
彼がどんな人か気になった彼女は彼を観察する。
士豪は水泳部で、夜の学校のプールで、密かに自主練をしている。
それを知った月珍に、克柔は付き合わされ、彼女と学校に行く。
彼に彼女がいるのか、知りたいけど聞けない月珍は、克柔に頼む。
克柔は、士豪に友達に聞くよう頼まれたと言うが、月珍は帰ってしまっていた。
彼は、自分の事が好きなのは彼女だと、勘違いをする。
些細なことで、傷つき悩み繊細さを持っている10代。逆に、若さゆえの大胆さも持っている。
真っ直ぐに、自分を見る彼に心を開いていく克柔。
2人で出かけた海辺で、士豪に「私にキスしたい?」と聞く。
彼は「ここでは恥ずかしいだろ。」と言い、克柔の手にそっと自分の手を重ねる。
帰宅した彼女は、彼に触れられた自分の手を眺める。
その後、克柔は彼に「あなたを好きになれないから、もう会わない。」と告げる。
「だったら、なぜキスしたい?と聞いたりしたんだ!」と、彼に問い詰められた彼女は「あなたの秘密をひとつ教えてほしい」と話す。
彼の秘密は、小さな事だったが、彼女の秘密は親友の月珍が好きな事だった。
彼に「男とキスしたら、同性愛者だとは思わなくなるかもしれない。」と言われた克柔は、彼とキスするが、気持ちは乱れなかった。
士豪は「キスしたい?」と聞いてきたり、キスしても平然としている彼女が理解できない。
そして今度は月珍を連れてきて付き合うように自分に薦める。混乱した彼は、克柔に感情をぶつける。
どこか、達観しているように見えた克柔は「女を好きになってはいけないし、月珍とキスしたら友達ではいられない。」と彼に吐露する。
普段、キリッとした優等生風の彼女の苦しみを彼は知る。
悩んだ克柔は、月珍にキスした後、告白しようとするが、彼女に立ち去られる。
克柔が、存在していないように振る舞う月珍に、彼女はショックを受ける。
「藍色夏恋」ネタバレ含む感想
「藍色夏恋」は、2002年に台湾で公開された青春映画で、2002年に制作された台湾・フランス合作映画です。
また、2018年には、デジタルリマスター版でも公開されました。懐かしい気持ちが、胸に蘇る作品です。
学校で国歌が流れてる時に、直立不動で聞くというのは、おそらく当時の台湾の法律か風習でしょうね。
私も中学生の時に、学校で校歌が流れると、立ち止まる決まりがあったことを思い出しました。
月珍は、彼へのラブレターの差出人に、克柔の名前を書いてしまう。
臆病で気の小さい、月珍らしい告白の仕方です。迷惑だけど、少しわかる気がします。
克柔に付き合いたいと、ハッキリ言う士豪が格好よかった。
彼女に迷惑がられるのも構わず、自己紹介を始めるのも可愛かったです。
士豪は、いいヤツなのよ。
克柔に「月珍が好きなんだろ?何で俺に紹介したりするの?」って怒る。
俺は、お前が好きなのに何でだよっていう気持ちも、当然あると思うけど。
彼は、至極まっとうな心を持っている人。純粋だよね。
月珍と付き合う気がない彼は、彼女に謝る。
克柔に、水泳の試合を見に来てほしい士豪。
彼女は、月珍に振られたも同然で、見に行く余裕はなかった。
結局、彼女は駆け出していくが、試合は終わっていた。
いい結果が出せなかった彼は、君が来なくてよかったと笑う。
彼は「もし、何年か経って男を好きになったら、俺に一番に教えてよ。」と克柔に伝える。
「絶対だぞ!」と押しする士豪。
2人は、いつものように自転車で競争し、彼女は彼の背中を追う。
彼女は、大人になった自分達を想像する。相変わらず、目を閉じても将来の自分は見えてこない。
でも、士豪の将来の姿は彼女にも見えている。
とにかく爽やかでした。2人の純粋さが眩しかったです。
器が大きくて優しい張士豪が、李大仁(「イタズラな恋愛白書」の陳柏霖の役名)に見えました(笑)
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